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05.07.21:50
ネット通販
- [CATEGORY:金融
◎「安心感」店頭と変わらず…掘り出し物、ネット通販で
インターネットを利用した百貨店のオンラインショッピングが、多彩になってきた。店頭とは違った商品やサービスも登場し、ホームページを訪問する楽しみも増えそうだ。
百貨店でもインターネットを使った新しいビジネスが始まっている。バラを乾燥させた入浴剤の魅力を説明する藤野さん(大阪市北区の大丸梅田店で)=大西健次撮影 大丸のオンラインショッピングのコーナーに昨年12月、化粧品WEB通販サイト「マルコレ」がスタートした。店頭で扱っていない化粧品をネットで販売しようという試みで、タイから取り寄せた、高級スパをイメージさせるバラを乾燥させた入浴剤(3990円)や天然マッサージオイル(6300円)などを取り扱っている。
化粧品は百貨店の花形商品だが、扱っているのはごく一部の有名ブランドだけ。大丸が東京・丸の内で働く女性に調査したところ、本当にほしい化粧品は街の専門店で買っていることがわかった。そういった女性たちをターゲットにしたのがマルコレだ。
商品情報は口コミなどで集め、すべて女性スタッフが実際に使って、安全性を確認している。担当部長の藤野晴由さんは「インターネットで買っても百貨店という安心感があります」。
注文した商品は、2、3日後に配送され、代金はクレジットカードで引き落としたり、コンビニエンスストアで支払う。現在は30ブランドを扱っているが、今後は45ブランドにまで増やす予定だ。
オンラインショッピングの魅力は、全国どこからでもアクセスできることだ。阪神百貨店では、阪神タイガースの関連グッズが人気。「百貨店のオリジナルグッズを買えるのは、店とホームページだけです」とITビジネスチームの土橋星太さん。タオルやTシャツなどがよく売れているといい、売り上げの70%が関西圏以外の客だという。
「いか焼きなどの人気商品をインターネットで求めて、デパ地下の雰囲気を味わいたいというお客様もいる。店では並ばないといけないものでも、すっと買えるのが受けているのでは」
しかし、オンラインショッピングには抵抗のある人も多い。高島屋では、今月19日からオンラインショッピングのページを作り替える。商品を大幅に増やすほか、コンシェルジュのページを設け、ネットに慣れていない客にもわかりやすいページにしたいという。
百貨店のホームページには、お得情報がいろいろある。一度のぞいて、掘り出し物を見つけてみては。
(2007年4月9日 読売新聞)
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オリコ
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